禁煙は治療できる「病気」です
やめようと思っていても、やめたくてもやめられない状態を依存といいます。
薬物のために自分をコントロールできない状況は治療の対象になります。
喫煙の本質はニコチン依存症です。
ニコチンが体の中からなくなりそうになると、たばこを吸って体の中にニコチンを補給します。
この無限の繰り返しが何十年にもわたる喫煙習慣の正体です。
たばこ依存症スクリーニングテストでニコチン依存度を評価し、依存度が高い場合は治療が必要になります。
意志の問題だけでなく、たばこがニコチンという薬物の依存症であるという認識を持ち、治療が必要であるという認識が必要です。
禁煙治療は保険が適用できます
健康保険等で禁煙治療を受けるには次の要件を全て満たす必要があります。
禁煙治療の流れ
健康保険等を使った禁煙治療では、12週間で5回の診察を受けます。
診察に行くと、はじめに喫煙状況などから健康保険等で治療が受けられるかをチェックします。
毎回の診察では、禁煙補助薬の処方を受けるほか、息に含まれる一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)の濃度を測定したり、禁煙状況に応じて医師のアドバイスを受けることができます。
「お医者さんと禁煙」すれば、楽に禁煙することができます。