ニキビとは?
にきびは、思春期から40才前後まで、主に顔面・胸部・背中などに発生します。
思春期にみられるにきびは、異常にひどくなければ生理的現象とみなすことができます。
にきびができるメカニズムは、過剰な皮脂の分泌にによる毛穴の詰まりですが、アクネ桿菌が増殖、角質が肥厚し毛孔が狭くなります。
アクネ菌(アクネ桿菌)とはにきにの元となるもので、とりわけ赤にきびの元となる細菌です。
アクネ菌は、嫌気性(空気に触れる事を嫌う性質)と好脂性(脂のある環境を好む)の両方を備えています。
つまり毛穴が詰まった事による空気の入ってこない閉鎖的な空間と脂まみれの環境(コメド(面皰))はこのアクネ菌の格好の環境なのです。
ニキビの原因
ニキビの原因となるものとして、
などがあげられます。
内服薬(保険適用)
抗酸化作用を有し脂質分泌を抑える各種ビタミン剤、皮膚炎を抑える漢方薬、化膿を沈静化させる抗生物質などを処方します。
難治性のニキビに対しては抗アンドロゲン療法も可能です。
外用療法(保険適用)
ニキビ治療には、ある程度の治療期間が必要であり、自宅でのケアも重要となります。
スキンケアと一緒に外用剤を使用し、ニキビの出来にくい肌を作り、さらにニキビあとを綺麗にしていきます。